蝙蝠山に吹く風は、

映画・ドラマ・アニメ・本の感想と福山市を中心にラーメン店巡り中

広告

【映画レビュー】「昼顔」 誰の視点に立って見るかで色々と変わる映画

今作を手がけた監督はドラマ版に引き続き西谷弘、脚本は白い巨塔で知られる井上由美子という実力派の二人である。
私はドラマ版はまだ未見だが、あらすじを読むだけでも今作を楽しむことができた。この映画は、二度と出会ってはいけない二人がもう一度出会ってしまう映画なのだ。
法律が二人を引き裂こうとも私達はそれに屈しないとでも言うかのように二人は再会する。
若干ご都合主義的な再会方法だったが、再開しないことにはこの映画は始まらないので仕方が無いと思う。
誰の視点に立ってこの映画を見るかによって色々な楽しみ方ができる映画だと感じた。
上戸彩演じる主人公沙和の視点に立ってみるのも、斎藤工演じる北野先生の視点に立ってみるのも良い。また伊藤歩演じる北野先生の妻、乃里子や平山浩行演じる飲食店のオーナーの視点に立ってみるのも良い。
沙和と北野先生の許されざる恋は、どの視点で見るかで感想が変わるはずだ。私はオーナー及び乃里子の視点で見てしまったため、涙がこぼれてしまいそうになった。劇中での彼らの台詞には注目だ。
そして、これほどまでにバスが使われる映画は初めて見た気がする。沙和と北野先生のバスの車内での様子も注目である。バスの窓をこのように使うとは思わなかった。
六月に入り梅雨がやってくる、これからの季節に是非おすすめしたい映画だ。