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村上春樹「騎士団長殺し」 感想

 

騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編

騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編

 

 

騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編

騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編

 

村上春樹作品を読んだことが、なかったのでせっかくなので最新作を読んでみることにした。

タイトルが発表された時から話題になっていた所をみると、さすが村上春樹先生としかいいようがない。内容はもう知れ渡っていると思うが、このタイトルから受ける印象のような中世モチーフのファンタジー世界を描いた話ではなく画家のおじさんが主人公の話である。その画家と「騎士団長殺し」という絵の話である。

なかなかのボリュームで読み終わるのに丸一日を要した。一気に読むには文字の大きさがややしんどかった。kindleのやや大きめの文字に慣れてしまったからかもしれない。

二冊同時に買っていなかったら一冊読んだ所でダウンしてしまったかもしれない。

文章は読みやすかったが、独特で中毒症状を起こしてしまいそうな気がするほどだ。はまる人はとんでもなくはまる、というのがよく分かった。

それと妙にエロチックな描写が多いのは村上春樹作品の特徴なのだろうか……。

色んな車も出てくる作品だった。村上春樹先生、車好きなのかな?

そして読み終わった直後の感想としては、「なるほど。わからん」みたいな感想が出てきてしまった。「イデア」とか「メタファー」とか。理想と隠喩。

画家と絵の話が根底にある話なので、絵心のある人ならなんとなく共感できたりするのだろうか。

大作家村上春樹先生だからこそ、許されている部分もあるのだと感じた。あまり影響を受けすぎるのは良くないと感じた。文章は真似ることはできたとしても、その先にあるものを自分のものにできるかというと厳しいのではないだろうか。

どんな作家にもあるものだとは思うが……。

それがきっとプロ作家に求められるものなのだろう。

 

山の上の豪邸で好きな車に囲まれて暮らしてる、免色さんみたいな暮らししてみたいなぁ。主人公の画家のような生活もいいですよねぇ。

そんな仙人のような生活をしてみたいものです。