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蝙蝠山に吹く風は、

映画・ドラマ・アニメ・本の感想と福山市を中心にラーメン店巡り中

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神山健治監督「ひるね姫~知らないワタシの物語~」 レビュー ややネタバレ注意

映画

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岡山県倉敷市児島に住む母を亡くした父親と二人暮らしの女子高生が主人公の、2020年東京五輪開催年を舞台にした、ちょっと未来のお話です。

素直に良かったよ! と言って人に勧めることができるかというと微妙な作品でした。
かと言って、ものすごい悪い訳でもありません。

最後のスイカを食べてるシーンとエンドクレジットの映像は良かったです。
見終わった直後の感想としては、夢から醒めた時のようなモヤモヤっとした感じがする映画でした。少なくともスッキリ爽やかっていう感じの映画ではなかったです。

現実のシーンと夢の中のファンタジーな世界とが交互に繰り広げられることが原因だと思います。

夢の中のファンタジー世界は、自動車メーカー王国のお話でした。

トヨタ王国をファンタジー世界にするとこうなるのだろうなあ、と思わせる世界観でした。とんでもなく動かすのが面倒くさそうなロボット兵器も登場します。

予告編からは、夢で見たことが現実に起きてしまっている印象を受けました。

しかしそれは正しくなく、その日体験したことが夢として出てくるように夢が現実に追従してる、と言ったほうが良いでしょう。

ファンタジーか現実、どっちかに割り切ったほうが良かったんじゃないかなぁ、という感じがどうもしてしまう映画でもありました。

夢の中の主人公が誰なのか、が分かった瞬間は「なるほど!」と言うのがわかるので良かったのです。なので夢と現実の組み合わせというのが必要だったのだな、とも思います。

おそらく「君の名は。」を意識した広告にしたことが原因でしょう。作中の現実シーンにおける微妙に写実的な描写もそれが影響しているのかもしれません。

あの涙を流しているカットなんてまさにそうだと思います。

見ているほうも、それがあってか意識してしまうのだと思います。

ふと思うと、母親を亡くしている所も共通する所ですね。

親子関係は良好ですけどね。

年頃の娘と直接話さずメッセージアプリ経由なのがかわいらしいです。

岡山弁に力を入れてることがよく分かりました。
私は広島県の人間なので、岡山弁には詳しくありませんが、隣県の人はたしかにこんな言葉話していると思うほどに完成度は高いものだと思います。

岡山を舞台にしたのは、巨大な橋がある風景が映えるからなのでしょうか。

高速道路を車に走ってる時は、特になんとも思いませんでしたが、作中で描かれているような場所から見ると、ものすげえでかい橋だなぁというのが分かります。
岡山弁を話す女の子がみたい人は是非見てください。
ちょっと残念な子でしたが……。

ちなみにHuluで夢の世界を補足するアニメが配信されているので、Huluを契約されている方は、是非見てみてはどうでしょうか?