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白井弓子「WOMBS」 第37回日本SF大賞受賞作品!

 

 白井弓子「WOMBS]が 第37回日本SF大賞を受賞しました!

しかしこのWOMBSは月刊IKKIの休刊により、第五巻で終了した無念の作品でもあります。そのため第五巻は若干早足で物語りが終わりへと突き進んでしまうので残念でたまりません。

この作品は、人類が地球を捨てて他惑星に移住した未来が舞台です。

そんな未来で第一次移民者と後からやってきた第二次移民者の間での戦争を描いています。

技術と物量に劣る第一次移民者が唯一優位を保てている理由は、人間の子どもではなく現地生物ニーバスの細胞を使って作成した転送器官を人間の女性の子宮に移植しナノマシンで脳を調整することによって空間移動の能力を持つ転送兵と呼ばれる女性兵士の存在でした。

この転送器官はニーバスの胎児ではない! ということで転送器官と呼ばれていますがその正体は五巻で明らかになります。

この転送能力はニーバスたちが本来は子育てのために使っていた能力でした。

それを人間は戦争のために転用しました。

そして人工子宮で人を育て人の子宮で人ならざるものを育てる奇妙な状態が発生したわけです。

女性を踏みにじるかなり卑劣な行為です。

そこまでして第一次移民者が戦う理由ももちろんあるわけですけどね。

女性の強さも感じさせる作品です是非読んでみてください!