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山本七平「空気の研究」 日本人を拘束し支配する空気とは?

 

「空気」の研究 (文春文庫 (306‐3))

「空気」の研究 (文春文庫 (306‐3))

 

 山本七平氏による日本人特有の「空気」なるものについての本である。

「空気」読めよ。と言われたりするように日本人はその場の「空気」を重要視する。

その「空気」の力は海兵を卒業しさらに海大まで卒業した海軍軍人が、どう考えても沖縄に突入できそうにないのに関わらずに大和を海上特攻されるほどの力を持つ。

そしてその「空気」にさされる「水」についても触れられている。

前半部分は分かりやすかったが、キリスト教の話などが入ってくる後半部分は難しく一階読み通しただけでは理解することができなかった。

日本は島国でありムラ社会であるので、その場のなんとも言えぬ。それが正しくはないのだけども勇ましいことや理想的な事を主張しなくていけないという考えがどうしても生まれるのではないかと読みながら思った。

捕虜になった山本七平氏が、米兵に進化論を細かく説明されたという所が興味深かった。その理由は「君たちは猿が進化したものが神だと信じているのか?」ということであった。

時間を空けてまた読み返してみたいと思う。