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東映アニメーション60周年記念作品「ポッピンQ」見てきた感想

 

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劇場アニメ「ポッピンQ」 | 公式サイト

 

今年初映画は、ポッピンQを見てみました。タイトルのPOP IN Qの意味は、どうやら冒険に立ち寄るという意味らしいです。それと公式サイトを見るとQが時計のように動いているのでQには時を示す時計の意味もあるみたいです。

ストーリーは、中学校の卒業式を目前にした悩みを抱える15歳の少女たちが、突然異世界である「時の谷」に連れて行かれ、そこに住む時を司る一族であるポッピン族にこの世界を救ってほしいと言われます。そして救うために心を一つにしてダンスを踊ってくれと頼まれます。そのダンスのシーンの3DCGがこの映画の一番の見どころです。

この映画は大人向けなのか、それとも子ども向けなのか見るまでよくわかりませんでしたが、私には子ども向けのように感じました。もしかすると子どもが見るとオタクぽいなぁとか感じるのかもしれません。お互いそう思ってしまうとなると中途半端な映画とも言えます。

時の谷という時の司る異世界の話なので時に関係する話で占められるのかと思っていたらそんなにありませんでした。最後のほうに時の残酷さを知らしめるシーンが一応ありますが、ちょっと「時」に関係するシーンが弱いなぁと見ていて感じました。

プリキュアとかを見たことがないので、いまいちどこまでの話の作り方ならば、そのあたりの人を対象にできるのかがわかりませんけれども。一桁年齢の時に見た映画というのは結構心に残るものなので下手するとトラウマを植え付けかねません。そういう点ではこの映画は安心して一緒に見ることのできる映画と言えます。

極端な例ですが、私は小さい頃に見た落下傘が落ちてきて街が一瞬に消えるという映像が今でも記憶に残っています。そのせいで実際に、たしかあれは幼稚園の帰り道に空に落下傘らしきものを見かけた時の衝撃といったら言うまでもありません。

この映画のテーマに青春の悩みというのがあるように思えました。例えばこの映画を小学生低学年の子どもが見たとするならば、小学生から見ると15歳の中学生というのは大人に見えるわけです。そしてそれは遠くない自分の将来ということになります。そんな将来の自分を襲うかもしれない悩みがこの映画では示されます。強制的に主人公たちは、異世界に連れて行かれますが、みんな心のどこかでは元の世界に戻りたくないと思っています。それは元の世界に戻っても悩みに立ち向かって前に進める自信がないから――そんなこと悩まくてもいいじゃないと大人達からは見えたりもしますが彼女たちにとってそれは重大な悩みなのです。思い返せば、そういう悩みが誰にでもあったものだと思います。

そしてこの映画のクレジット後には、しっかりと映像が入っているので終わったからといってすぐ席を立ってはいけませんよ。