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浅田次郎「天子蒙塵 第二巻 」感想

 

天子蒙塵 第二巻

天子蒙塵 第二巻

 

 第二巻は主に馬占山将軍を中心にして進みます。

それにしても馬占山将軍の格好良さ言ったらまるで惚れてしまいそうです。

馬占山将軍は、一度は満州国に帰順しますが、すぐ出ていってしまいます。そしてその後は抗日戦に明け暮れることになります。この満州国から出ていくシーンがとても感動的でした。

この第二巻では日本軍側の視点の話もあります。

永田鉄山が、関東軍にメスを入れて全ての原因である石原莞爾一派を満州から追い出し満州国の行く先を修正しようとします。

私達未来人は、その満州国の将来も永田鉄山の将来も知っているのでとても悲しいものを感じます。満州国は崩壊し永田鉄山少将は41連隊の相沢三郎中佐に斬殺されることになります……相沢三郎中佐の話は、たしか浅田先生の作品「天切り松 闇がたり 第四巻」の中にたしかあったような気がします。

第二巻ラストの梁文秀が故郷に帰る所は、蒼穹の昴第一巻を思い出し私も梁文秀と一緒に故郷に帰ったかのような気持ちになれました。

天切り松闇がたり〈第4巻〉昭和侠盗伝 (集英社文庫)

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