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浅田次郎「天子蒙塵第一巻」感想

 

天子蒙塵 第一巻

天子蒙塵 第一巻

 

 蒼穹の昴シリーズの最新作です。時は進み、あの春児もお爺さんになってしまいました。西太后李鴻章、そして東北の王者張作霖も居なくなりここからは宣統帝溥儀の話が始まります。もしかすると毛沢東中華人民共和国が建国されるまでこのシリーズは続くのではないかなという気がします。タイトルは天子が塵を蒙る、すなわち天子が塵を被って逃げるという意味だそうです。

第一巻では、溥儀の側室でありおそらく初めて中華皇帝と離婚した文繡から語られる。溥儀、婉容、文繡の三人の生活と溥儀が満州の地に落ち延びるまでの話です。

三人のささやかな家族というわけですが、男一人に女二人、しかも側室で何事につけても下に位置することになるので文繡にとっては悲しい生活であったということですね。だから離婚するわけですが……